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《矯正施設の献立内容コメント》

*各施設の名前をクリックして頂きますと、10日間の献立・栄養計算・24食品群をご覧いただけます

  献立内容コメント
A刑務所 塩分がたいへん少なく、ビタミンに富んだ良い献立です。
特に、豆類の摂取が多いのが特徴です。このように菓子類、嗜好飲料、調理済加工品などを少なく抑える事が出来ているのは理想的です。
B拘置所 塩分がたいへん少なく、ビタミン、脂質などに富んだ献立です。
豆類、果実類、野菜類などしっかりふくまれていて、たいへん良い内容です。
C刑務所 マグネシウム・鉄・銅・マンガンなどのミネラルに富み、またカロチン・葉酸・ビタミンB1、B6、C、E、Kなどのビタミンに富んだ群を抜いて良好な献立。
豆類、緑黄色野菜、果実類、魚介類を多く摂取していることが、その背景だと思われます。ただし、塩分は中等度高くなっているので、改善の余地ありです。
D拘置所 塩分が非常に高いのが最も問題です。献立の内容で、魚介類が少なく、油脂類が多い、また乳類がほとんどないのもバランスに欠けます。
E刑務所 塩分が高く、カルシウムやビタミンB1、B2、Eなども低い内容になっています。嗜好飲料や菓子類、調理済加工品を出している一方、果実類が少ないなどの傾向にあります。
F拘置所 たいへん塩分が高く、カルシウムも必要所要量を満たす程度で、ビタミンC、Eなど低めの値になっています。豆類が少なく、きのこ、海藻類、肉類が多い、また漬物類の多い事も塩分高めの原因になっていると思われます。
G刑務所 脂質、タンパク質、カルシウムの摂取が低めで、塩分もそこそこ高めになっています。
魚介類少なめですが、嗜好飲料や調理済加工品が群を抜いて多い内容になっています。
H拘置所 塩分は、そこそこ抑えており、過不足なく、バランスはとれています。
調味料類を若干減らせばなおいいと思います。
I拘置所 カルシウムはやや低めですが、カロチンやレチノールなどに富む献立で、もう少し塩分を抑えれば理想的です。豆類、野菜類もしっかり充足しています。
調味料類を抑えれば、かなり理想的な献立です。
J刑務所 カルシウム、鉄、ビタミンB12など低目の傾向があり、タンパク質も低いほうです。
緑黄色野菜がすくなく、海藻類、魚介類、乳類が非常に少なく、また肉類が極端に高い内容になっていることに反映されます。ナトリウムとしては、それほど高いわけではありませんが、調味料類の多い事は、高血圧との関連で要注意です。
K刑務所 塩分が非常に高い事と、ビタミンCが低めである事は、ともに問題です。
漬物類、嗜好飲料、調味料類、調理済加工品をへらすべきです。

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