第21回 日本微量元素学会学術集会
The 21st Annual Meeting of the Japanese Society for Biomedical Research
on Trace Elements

第21回学術集会開催にあたってのご挨拶

日本微量元素学会は1989年8月、第2回国際微量元素医学会議(International Society forTrace Element Research in Humans: ISTERH)の日本(東京)での開催を機に、設立され、1990年に第1回日本微量元素学会学術集会が富田寛会長の下開催されました。以来、臨床・病態、栄養、毒性、医薬品、分析等々の幅広い異分野の研究者が集い、先達の先生方のご指導により、20年を経て、現在の格調高い学会と成長して参りました。昨年、20回を迎えた学術集会では、これまでの輝かしい成果が報告されました。

2010年、新しい幕開けの21回学術集会を迎え、7月3、4日(土曜日、日曜日)、京都において、第21回日本微量元素学会学術集会を開催させていただくこととなりました。本学会のテーマは、働く女性への思いやりの心が時流となってきているなか、女性研究者の活躍を願って、志高い女性研究者に光を!”とし、特別企画として、赤松良子氏(日本ユニセフ協会会長、元文部大臣、元労働省婦人局長、国際女性地位協会会長)の特別講演「研究者よ、志高く」をお願い致しました。赤松氏は女性キャリアートップランナーとして男女雇用機会均等法の法制化など数々の社会貢献をされ、女性として初めての旭日大綬章を受けられました。続いて、生命・微量元素研究の更なる活性化に供するため、多量ミネラルを含む広い視野から、京都大学化学研究所 宗林由樹教授の「微量元素から探る海と生命」および、京都大学病院 中村孝志院長に「無機材料や金属による骨置換材料の開発」の二つの特別講演を頂きます。

シンポジウムは、これまでの方向から、少しシフトさせて、古くて最も新しい「鉄過剰」の話題を取り上げ、若手新進気鋭の大阪大学 岩井一宏教授、名古屋大学 豊国伸哉教授、日本大学 森山光彦教授、3先生からの話題提供を予定いたしております。また、京都大学佐治英郎教授、関西大学吉田宗弘教授およびアナリティクイエナジャパン本多和人氏による「微量元素を測る:現状の把握と新しい領域の開拓に向かって」と題して、研究目的別に分析法をその原理を併せて、レビューいただく教育シンポジウムを企画しました。分析機器の目覚ましい進歩により、分析可能な項目が次々開発されてきておりますが、それぞれ異なる分析機器の原理を十分理解し、次の研究課題の進展に貢献できることを目的としております。そして、ランチョンシンポジウムでは、輸液・経腸栄養の製剤開発・製造の現場から基礎知識・現状などを啓蒙いただきます。

今回、多数いただきました応募演題はすべて口演とさせていただき、若手研究者の研究発展を願い、その中の各分野から5つのミニシンポジウムを企画させていただきました。これらの活発なご発表と発表現場での論議から発信できる光輝く新研究、新進の研究者とベテラン研究者が手を繋ぎ合って新しい共同研究の輪が広がり、本学会の活性化の一助となりますことを切に望むところです。宇宙の中、水そして生命の宿る地球の環境が危機に面している今、幅広い視野からの研究が必須です。これらの目的に多方面からご賛同いただき、本学術集会に多くの学会のご協賛をいただきました。誠に有り難うございます。異なった学会の研究者の方々とご一緒に、フレッシュな目で、健全な生命と地球の存続を求めて新しい研究フィールドの発展ができますことを期待いたしております。

本学術集会の企画は実行委員の先生方のご提案とご尽力によるものであります。深く感謝の意を表します。最後に、本学会員、ご協賛の学会の方々、異分野など多くの皆様のご参加をお待ちさせて頂いております。特に、赤松良子氏の特別講演セッションは広く公開させて頂きたく存じておりますことを付記させて頂きます。


2010年5月吉日

第21回日本微量元素学会学術集会 
会長 木村 美恵子


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