健康栄養インフォメーション 研究トピックス


【海洋深層水について】
高知県海洋深層水研究所 所長  中村 孝志 先生

海洋深層水について 〜その2〜
 まず、生物学的、化学的、物理学的清浄性があります。生物学的清浄とは、赤潮や病原微生物による汚染がない、 化学的清浄とは、地球環境汚染物質が1箸△燭螢淵里らピコグラムの単位で検出されないこと。 物理学的清浄は、ほんの少しマリン・スノー(プランクトンのフンや死骸などの浮遊物)があるものの、平成6年に使用した深層水貯水水槽を修理のため掃除したところ、 ヘドロ状にたまっていた汚れはバケツ1杯分だったことでわかります。これが表層海水だと、1年でバケツに数十杯たまります。 この清浄性は海水の淡水化でも大きな実用的意義があります。
 2番目は年間を通じて9℃という低温安定性があることです。これは生物の培養と、クリーンで低コストの冷房エネルギー源としての利用が研究されている。
 3番目は海洋生物に欠かせない無機栄養塩に富む富栄養性です。海藻類の生育を促し、海底の藻場の維持に役立つとされています。
 4番目は水深300辰竜ぐ気箸いΥ超で数十年間かけて形成された熟成性です。表層水の水素イオン濃度(ペーハー)が8.2度に対して深層水は7.9度です。 表層水を7.9度まで下げようとすると大量の酸を加える必要があります。
 5番目はミネラル特性です。ミネラルを個々に測ると量的には表層水とあまり差がないが、使ってみると働きにかなりの差が出ます。 ミネラルの存在状態の違いではないかと、専門化に研究を依頼して3年になりますが、深層水には常時性のイオンが存在するなど、物理的な違いが分かり始めています。(つづく)

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