Relaxation
〜リラクセーション〜

リラクセーションの時間がなぜ大切なのでしょうか・・
ストレッサーが多くなり心や身体で受け止めきれなくなると、自分の一番弱い部分に症状となって現れてきます。慢性的なストレスや、心理的な問題のために起こる症状の多くは、知らず知らずのうちに緊張状態が続き、うまくリラックスできずに疲弊して現れます。からだが自律神経を介して「休ませて」とサインを出しているのです。そのようなストレスの症状を予防する方法の1つとして、自分で身体を休ませるリラクセーションがあります。リラクセーションとは、心も身体も緊張から解放され、安らいだ状態になることです。リラックスした状態では、副交感神経の働きがよくなり、ストレスによって消耗された心や身体のエネルギーを補充し、疲れた心や体をもとの元気な状態に戻していきます。心や身体の健康を管理する上でも交感神経と副交感神経のバランスを上手に保つことが重要になります

もう一つのリラクセーションの役割
心と身体の健康管理は自分自身でしか出来ません。なぜなら“今日はなんだか気分が悪い”、“頭が痛い”、“憂鬱だ”、“イライラする”等の身体や心の声には自分以外気が付くことができないからです。特に心の声は身体の声と異なり症状として表れないため、気づきにくく、病気として心や身体に症状が現れてしまうことがよくあります。病気ならないための予防策としても毎日行うリラクセーションの時間が役立ちます。心と身体の健康状態を知るため、1日1回1分だけでもいいのでリラクセーションの時間をもち、心や身体の声に意識を向け、状態を確認することで“今ちょっと身体が緊張している”とか“心が重たいということは身体も辛いのかな”という心身のサインに気づき、どのように対応するかを考えることができます。リラクセーションの時間を持つことが私たちの健康状態を大きく左右するのです。自分の心や身体の声に意識を向け健康状態に気づき、身体を休めたり、心を休めたりすることもリラクセーションの時間で行う重要な役割の一つだったのです。

日常生活で出来る簡単なリラクセーション法

<リラクセーション法>
リラクセーション法には、自律訓練法、筋弛緩法、ストレッチング、ヨーガなどがあります。どれも、からだをリラックスさせることによって、こころの緊張を解く方法です。こころの緊張は身体の緊張にとなって現れます。そこで心を直接リラックスさせようとするよりは、からだに働きかけた方が近道になります。からだがゆるめば、こころもゆるみます。ちょうど、温泉につかってほっとして心身ともにリラックスするような感覚です。また日ごろのリラクセーションには、アロマテラピーやお風呂、睡眠、音楽等生活の中で簡単に取り入れられる方法もあります。ここでは、そんな簡単なリラクセーションからリラクセーション法までご紹介します。