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 温州みかんは約300年前に鹿児島で発見されました。9月中旬から市場に出回り、10月下旬から11月下旬が収穫期です。種類や品種は多く、代表的なものに、尾張、池田、伊木力、在来、早生などの系統があります。
 栄養面での特徴は、糖質が多く10〜11%、有機酸も1%と多く、主として疲れを取る効能を持つといわれているクエン酸が含まれています。ビタミンCは32〜35mg、カロテンにおいては果実類の中であんずの次に多く含有しています。
 みかんの上の緑色のヘタをとると白い線が見えます。これは各々の房に栄養を送っている管で、その突起を数えると、みかんの房の数がわかります。子供の頃、ヘタを使ってみかんの房の数当てをして遊んだ記憶のある人も多いのではないでしょうか。

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   【うんしゅうみかんの成分値】                                   (100gあたり)
エネルギー
(kcal)
廃棄率
(%)
水分
(g)
たんぱく質
(g)
脂質
(g)
炭水化物
(g)
灰分
(g)
Na
(mg)
K
(mg)
Ca
(mg)
Mg
(mg)
P
(mg)
Fe
(mg)
Zn
(mg)
Cu
(mg)
Mn
(mg)
46 20 86.9 0.7 0.1 12.0 0.3 1 150 21 11 15 0.2 0.1 0.03 0.07
レチノール
(μg)
カロテン
(μg)
レチノール当量
(μg)
VD
(μg)
VE
(mg)
VK
(μg)
VB1
(mg)
VB2
(mg)
ナイアシン
(mg)
VB6
(mg)
VB12
(μg)
葉酸
(μg)
パントテン酸
(mg)
VC
(mg)
(0) 1000 170 (0) 0.4 (0) 0.10 0.03 0.3 0.06 (0) 22 0.23 32
飽和脂肪酸
(g)
一価不飽和脂肪酸
(g)
多価不飽和
脂肪酸
(g)
コレステロール
(mg)
水溶性
食物繊維
(g)
不溶性
食物繊維
(g)
食物繊維総量
(g)
食塩相当量
(g)
0.01 0.02 0.01 0 0.5 0.5 1.0 0
                                 ((0):測定をしていないが文献などから含まれていないと推定されるもの)

   参考 「原色食品図鑑」 建帛社 ,  「たべもの語源辞典」 東京堂出版 ,  「五訂食品成分表」