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 ブロッコリーはハナヤサイ(カリフラワー)の原型で、日本ではがくや花弁が分化していない真白い花蕾球をつけるものをカリフラワー、ややしまりのゆるい緑色の花蕾球をつけるものをブロッコリーと呼んでいるそうです。出荷量は1,2,3月に多いですが、一年を通して供給はされています。
 今ではサラダや付け合せ野菜には欠かせない存在になっているブロッコリーですが、家庭の食卓に頻繁にのぼるようになったのは意外に遅く1980年以降です。緑黄色野菜が注目されてきたこと、また「予冷」という流通中の鮮度保持技術の発達が大きく影響したようです。
 緑黄色野菜に分類されていて、カロテンはもちろんカリウムなどの無機質やビタミンA、葉酸、ビタミンCなどビタミン類も豊富に含まれています。中でもビタミンCは、ピーマン、なばななどに次いでよく食べられている野菜の中ではトップクラスの含有量です。

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   【ブロッコリーの成分値】
                                       (100gあたり)
エネルギー
(kcal)
廃棄率
(%)
水分
(g)
たんぱく質
(g)
脂質
(g)
炭水化物
(g)
灰分
(g)
Na
(mg)
K
(mg)
Ca
(mg)
Mg
(mg)
P
(mg)
Fe
(mg)
Zn
(mg)
Cu
(mg)
Mn
(mg)
33 50 89.0 4.3 0.5 5.2 1.0 20 360 38 26 89 1.0 0.7 0.08 0.22
レチノール
(μg)
カロテン
(μg)
レチノール当量
(μg)
VD
(μg)
VE
(mg)
VK
(μg)
VB1
(mg)
VB2
(mg)
ナイアシン
(mg)
VB6
(mg)
VB12
(μg)
葉酸
(μg)
パントテン酸
(mg)
VC
(mg)
(0) 810 130 (0) 2.5 160 0.14 0.20 0.8 0.27 (0) 210 1.12 120
飽和脂肪酸
(g)
一価不飽和脂肪酸
(g)
多価不飽和
脂肪酸
(g)
コレステロール
(mg)
水溶性
食物繊維
(g)
不溶性
食物繊維
(g)
食物繊維総量
(g)
食塩相当量
(g)
- - - (0) 0.7 3.7 4.4 0.1
                 ((0):測定をしていないが文献などから含まれていないと推定されるもの、−:測定していないもの)

   参考 「日本の野菜」 中公新書 ,  「五訂食品成分表」