ぶりはアジ科に属し、日本各地、特に富山,三重,山口,長崎,高知の各県に多産する回遊魚です。体長により名称の異なる出世魚としても有名で、体長約15cmのものと東京ではワカシ,関西ではツバス、約40cmのものを東京ではイナダ,関西ではハマチまたはメジロ、約60cmのものを東京ではワラサ,関西ではメジロ、そして1m以上のものをいずれの地方も『ぶり』と呼んでいます。また養殖したものはハマチと呼ばれ、旬は冬です。
栄養面ではビタミンB1は0.23mg(いわし:0.03mg,かれい:0.03mg,たい:0.09mg),B2は0.36mg(いわし:0.36mg,かれい:0.35mg,たい:0.05mg),ナイアシンは9.5mg(いわし:8.2mg,かれい:2.5mg,たい:6.0mg),B12は3.8μg(いわし:9.5μg,かれい:3.1μg,たい:1.2μg)とビタミンB類が比較的多く含まれています。また、それらの栄養素は血合いや皮に多く含まれているといわれています。
調理法としては塩焼き,照焼き,刺身などがあります。
ぶりを使ったメニューはこちら→
【ぶりの成分値】 (100gあたり)
エネルギー (kcal) |
廃棄率 (%) |
水分 (g) |
たんぱく質 (g) |
脂質 (g) |
炭水化物 (g) |
灰分 (g) |
Na (mg) |
K (mg) |
Ca (mg) |
Mg (mg) |
P (mg) |
Fe (mg) |
Zn (mg) |
Cu (mg) |
Mn (mg) |
257 |
0 |
59.6 |
21.4 |
17.6 |
0.3 |
1.1 |
32 |
380 |
5 |
26 |
130 |
1.3 |
0.7 |
0.08 |
0.01 |
|
レチノール (μg) |
カロテン (μg) |
レチノール当量 (μg) |
VD (μg) |
VE (mg) |
VK (μg) |
VB1 (mg) |
VB2 (mg) |
ナイアシン (mg) |
VB6 (mg) |
VB12 (μg) |
葉酸 (μg) |
パントテン酸 (mg) |
VC (mg) |
50 |
(0) |
50 |
8 |
2.0 |
(0) |
0.23 |
0.36 |
9.5 |
0.42 |
3.8 |
7 |
1.01 |
2 |
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飽和脂肪酸
(g) |
一価不飽和脂肪酸
(g) |
多価不飽和
脂肪酸
(g) |
コレステロール
(mg) |
水溶性
食物繊維
(g) |
不溶性
食物繊維
(g) |
食物繊維総量
(g) |
食塩相当量
(g) |
4.40 |
4.33 |
3.75 |
72 |
(0) |
(0) |
(0) |
0.1 |
((0):測定をしていないが文献などから含まれていないと推定されるもの、−:測定していないもの)
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参考 : 「原色食品図鑑」 建帛社 , 「五訂食品成分表」
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