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 あんこうには、ほんあんこう,くつあんこうの2種類があり、北海道以南の日本各地の沿岸にすみます。体長は1mを越えるものもあり、動作が鈍く、頭上にある釣り竿のようなものを動かし、小魚をおびきよせて食べます。口を開けてぼんやりしている様子を『あんこうの餌待』とたとえられています。
 『あんこうの吊し切り』というあんこう特有の切り方があります。全身が柔らかく弾力に富み、まな板の上ではさばきにくいので行われる方法で、顎をかぎにかけてつるし、胃に水を満たして、まず皮をはぎ肉を切り内臓を取る調理法です。
 あんこうの七つ道具といって、あんこうは肉,えら,肝臓,尾びれ,卵巣,胃袋,皮のすべての部位が食用となります。

   【あんこうの成分値】
                                         (100gあたり)
エネルギー
(kcal)
廃棄率
(%)
水分
(g)
たんぱく質
(g)
脂質
(g)
炭水化物
(g)
灰分
(g)
Na
(mg)
K
(mg)
Ca
(mg)
Mg
(mg)
P
(mg)
Fe
(mg)
Zn
(mg)
Cu
(mg)
Mn
(mg)
58 0 85.4 13.0 0.2 0.3 1.1 130 210 8 19 140 0.2 0.6 0.04 Tr
レチノール
(μg)
カロテン
(μg)
レチノール当量
(μg)
VD
(μg)
VE
(mg)
VK
(μg)
VB1
(mg)
VB2
(mg)
ナイアシン
(mg)
VB6
(mg)
VB12
(μg)
葉酸
(μg)
パントテン酸
(mg)
VC
(mg)
13 0 13 1 0.7 (0) 0.04 0.16 1.7 0.11 1.2 5 0.21 1
飽和脂肪酸
(g)
一価不飽和脂肪酸
(g)
多価不飽和
脂肪酸
(g)
コレステロール
(mg)
水溶性
食物繊維
(g)
不溶性
食物繊維
(g)
食物繊維総量
(g)
食塩相当量
(g)
0.02 0.02 0.04 78 (0) (0) (0) 0.3
               (Tr:含まれているが最小記載量に達していない、(0):測定をしていないが文献などから含まれていないと推定されるもの)


   参考 : 「原色食品図鑑」 建帛社 ,  「たべもの語源辞典」 東京堂出版 ,  「五訂食品成分表」