鯛というと特に『まだい』を指すことが多く、姿が美しく美味な点から日本では魚類の中で王とされています。えびすが釣る魚であるというところから『めでたい』と考えられ、略して『たい』といったともいわれています。北海道以南の日本各地、特に瀬戸内と日本海のものが有名で全長は1mにもなります。近畿地方では『ほんだい』、他にも『おおだい』、全長10cm程度の当歳の鯛は『かすご』とも呼ばれています。
まだいの旬は冬〜春にかけてで、その時期を過ぎると産卵期になり、味が落ちます。初夏が旬の鯛は『ちだい』で、この時期はまだいよりも高価になるそうです.
くせのない旨味があり、調理法としては生け作り、刺身、すし種、塩焼き、ムニエル、洋酒蒸し、鍋などどんな料理にも合います。頭の部分はかぶと煮やかぶと蒸しなどに利用され、中落ちは潮汁などに用いられます。
鯛を使ったメニューはこちら→
【まだいの成分値】 (100gあたり)
エネルギー (kcal) |
廃棄率 (%) |
水分 (g) |
たんぱく質 (g) |
脂質 (g) |
炭水化物 (g) |
灰分 (g) |
Na (mg) |
K (mg) |
Ca (mg) |
Mg (mg) |
P (mg) |
Fe (mg) |
Zn (mg) |
Cu (mg) |
Mn (mg) |
142 |
50 |
72.2 |
20.6 |
5.8 |
0.1 |
1.3 |
55 |
440 |
11 |
31 |
220 |
0.2 |
0.4 |
0.02 |
0.01 |
|
レチノール (μg) |
カロテン (μg) |
レチノール当量 (μg) |
VD (μg) |
VE (mg) |
VK (μg) |
VB1 (mg) |
VB2 (mg) |
ナイアシン (mg) |
VB6 (mg) |
VB12 (μg) |
葉酸 (μg) |
パントテン酸 (mg) |
VC (mg) |
8 |
0 |
8 |
5 |
1.0 |
(0) |
0.09 |
0.05 |
6.0 |
0.31 |
1.2 |
5 |
0.64 |
1 |
|
飽和脂肪酸
(g) |
一価不飽和脂肪酸
(g) |
多価不飽和
脂肪酸
(g) |
コレステロール
(mg) |
水溶性
食物繊維
(g) |
不溶性
食物繊維
(g) |
食物繊維総量
(g) |
食塩相当量
(g) |
1.47 |
1.59 |
1.38 |
65 |
(0) |
(0) |
(0) |
0.1 |
((0):測定をしていないが文献などから含まれていないと推定されるもの)
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参考 : 「原色食品図鑑」 建帛社 , 「たべもの語源辞典」 東京堂出版 , 「五訂食品成分表」 |
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