春の食材
日本各地の内湾に広く分布し、海岸浜辺、河口の砂泥地に数センチ埋没して生息しています。殻の色、斑紋は生息地、個体によって異なります。通年的に利用されますが、旬は2月〜4月で最もおいしい季節です。
 タンパク質は魚肉の約半量ですが質は比較的良好で、脂質含量も少なくなっています。呈味成分の主体はコハク酸で、特有の味、食感の発現に関与しています。
 調理前には、数時間1〜2%の食塩水に漬けて砂を吐かせます。砂を吐かせた後、殻付きのままですまし汁や味噌汁に入れたり、酒蒸しに用います。むき身はチャウダー、かき揚げ、ぬた、炊き込みご飯などに使用します。

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   【あさりの成分値】
                                          (100gあたり)
エネルギー
(kcal)
廃棄率
(%)
水分
(g)
たんぱく質
(g)
脂質
(g)
炭水化物
(g)
灰分
(g)
Na
(mg)
K
(mg)
Ca
(mg)
Mg
(mg)
P
(mg)
Fe
(mg)
Zn
(mg)
Cu
(mg)
Mn
(mg)
30 60 90.3 6.0 0.3 0.4 3.0 870 140 66 100 85 3.8 1.0 0.06 0.10
レチノール
(μg)
カロテン
(μg)
レチノール当量
(μg)
VD
(μg)
VE
(mg)
VK
(μg)
VB1
(mg)
VB2
(mg)
ナイアシン
(mg)
VB6
(mg)
VB12
(μg)
葉酸
(μg)
パントテン酸
(mg)
VC
(mg)
2 22 6 0 0.4 Tr 0.02 0.16 1.4 0.04 52.4 11 0.39 1
飽和脂肪酸
(g)
一価不飽和脂肪酸
(g)
多価不飽和
脂肪酸
(g)
コレステロール
(mg)
水溶性
食物繊維
(g)
不溶性
食物繊維
(g)
食物繊維総量
(g)
食塩相当量
(g)
0.02 0.01 0.04 40 (0) (0) (0) 2.2
               (Tr:含まれているが最小記載量に達していない)、(0):測定をしていないが文献などから含まれていないと推定されるもの)


   参考 「原色食品図鑑」 建帛社 ,  「魚ガイドブック」 女子栄養大学出版部 ,  「五訂食品成分表」
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