しいたけは、季節にあまり関係なく発生することから「四季茸」とも言われ、この言葉が訛って「しいたけ」になったという説の他、一般的には椎の朽木に発生するこ とから「しいたけ」の名前がついたとされています。 学名はレンティヌラ エドデス。エドデス=「江戸の」という意味で、350〜400年ほ ど前の江戸時代前期に栽培が始まったと言われています。
中国では昔から不老長寿の霊薬として珍重されてきました。現在では多くの学者によって、しいたけの様々な優れた効能が明らかにされています。 しいたけには、ビタミンB1、B2、D、アラニン、ロイシン、カルシウム、鉄分といった多種のミネラルが含まれ、風邪、不眠症、神経過敏症、骨粗鬆症など様々な効用がある他、近年、しいたけのレンチナンという成分に抗腫瘍効果(ガン細胞増殖の抑 制)があることが特に注目されています。その他、エリテダニンにはコレステロー ルや血圧を下げる効果、β-グルカンには免疫力を高め、花粉症やアトピーに効果が あると認められています。 アミノ酸とグアニル酸によるうまみも特徴的です。美味しくて体に良く、低カロリーで食物繊維が豊富。しいたけはまさに「健康食品」そのものです。
古くなるにしたがい黄色味が濃くなり黒い斑点がでてきます。傘が黒いものは水分を 多く含んでいるので、肉質が柔らかく日持ちも良くありません。傘の裏が淡白色で、表が白っぽく、足が短くて肉付きがよく、傘のあまり開いていないものが良品です。
しいたけを使ったメニューはこちら→
【しいたけの成分値】 (100gあたり)
エネルギー (kcal) |
廃棄率 (%) |
水分 (g) |
たんぱく質 (g) |
脂質 (g) |
炭水化物 (g) |
灰分 (g) |
Na (mg) |
K (mg) |
Ca (mg) |
Mg (mg) |
P (mg) |
Fe (mg) |
Zn (mg) |
Cu (mg) |
Mn (mg) |
18 |
25 |
91.0 |
3.0 |
0.4 |
4.9 |
0.7 |
2 |
280 |
3 |
14 |
73 |
0.3 |
0.4 |
0.05 |
0.23 |
|
レチノール (μg) |
カロテン (μg) |
レチノール当量 (μg) |
VD (μg) |
VE (mg) |
VK (μg) |
VB1 (mg) |
VB2 (mg) |
ナイアシン (mg) |
VB6 (mg) |
VB12 (μg) |
葉酸 (μg) |
パントテン酸 (mg) |
VC (mg) |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0.10 |
0.19 |
3.8 |
0.11 |
(0) |
42 |
1.08 |
10 |
|
飽和脂肪酸
(g) |
一価不飽和脂肪酸
(g) |
多価不飽和
脂肪酸
(g) |
コレステロール
(mg) |
水溶性
食物繊維
(g) |
不溶性
食物繊維
(g) |
食物繊維総量
(g) |
食塩相当量
(g) |
0.04 |
0.01 |
0.15 |
0 |
0.5 |
3.0 |
3.5 |
0 |
(- :測定していないもの、(0):測定をしていないが文献などから含まれていないと推定されるもの)
|
参考:http://maruasanen.com , 「五訂食品成分表」 |
|