コンタクトとカラーコンタクトレンズ
 普通のコンタクトレンズに比べカラーコンタクトレンズは安いのですが、何か違いがあるのでしょうか?また、気をつけた方が良いことなどあるのでしょうか?


 若者に人気の虹彩付カラーコンタクトレンズ。屈折異常がないにもかかわらず、美容上の目的のみで使用している人も多いようです。
 一般に使用されているコンタクトレンズとの間には、特に大きな違いはありませんが、カラーコンタクトは直径5〜5.2mmの透明な瞳孔の外側に虹彩に似た紋理をつけてあるため、プリントタイプの場合にはレンズ表面に凹凸があり汚れが付着しやすいこと、また、夜間の生理的散瞳(瞳孔が開くこと)によりコンタクトレンズの瞳孔径以上に散瞳した場合に、光の散乱による羞明感を感じることがあるなどの違いがあげられるでしょう。
 コンタクトレンズは、使い方を誤れば角膜の酸素不足、角膜感染症(細菌性角膜潰瘍、角膜真菌症、アカントアメーバ角膜炎など)、アレルギー性結膜炎などを引き起こす危険性があります。洗浄をきちんと行い、清潔に保つように心がけてください。また、最近はパソコンを長時間使用する方が増えています。パソコン使用時は、まばたきの回数が減るので、故意にまばたきするか、人工涙液を点眼するようにしてください。
 異常を未然に防いだり、早期治療のためにも眼科医の定期検査は必ず、受けましょう。

                                           医仁会武田総合病院 眼科
                                             木花 葉子
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